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新ハリウッド版ゴジラ(2014年) [pleasure room]

新ハリウッド版GODZILLA

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前回、1998年のハリウッド版ゴジラには大変ガッカリさせられました。

その為「また新しいハリウッド版ゴジラが制作されたらしい」と聞いてもあまり期待はしていませんでした。


 ところが・・・YouTubeで予告編を見ているうちにどんどん期待が膨らんで行きました。
結局まんまと引き込まれて映画館へ見に行きました。結果は大変面白い「怪獣映画」でした。

今回の新ハリウッド版ゴジラに私が怪獣映画に望むものが入っていたのです。

 私の怪獣映画に望むものそれは①怪獣は爬虫類では無く、恐竜でもないどの種にも属さない生物である事②細かい事抜きで豪快に街を破壊する事(スッキリとビルなどをぶっ壊す)③必要以上にやたらと粘液を出さない事④やたらと卵を産まない事。⑤ゴジラについては強そうで格好いい事です。
 特に③と④は洋画の怪物映画に多いと思います。

 CGを多く使用して作ったようですがシーンの一つ一つがよく考えられていて迫力があり、ゴジラの絶対的な強さが表現されていて格好良かったです。

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 ただゴジラに表情があり過ぎて何処かキングコングの顔とダブって見えてしまった所があった所と、ゴジラと戦う怪獣ムートーのデザインは今一で気になりました。

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 でも前回のハリウッド版ゴジラは勿論、この映画以前の日本の平成ゴジラシリーズよりかなりいい感じだと思います。


 

・監督 ギャレス・エドワーズ

・脚本 マックス・ボレンスタイン

・キャスト

 フォード・ブロディ大尉(アーロン・テイラー)主人公(?)
 エル・ブロディ(エリザベス・オルセン)フォードの妻
 サム・ブロディ(カーソン・ボルド)フォードのフォードとエルの息子
 ジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)フォードの実父
 サンドラ・ブロディ(ジュリエット・ビノシュ)ジョーの妻
 芹沢 猪四郎博士(渡辺 謙)特別研究機関MONACH(モナーク)に所属の生物学者
 ヴィヴィアン・グレアム博士(サリー・ホーキンス)モナークに所属の古生物学者
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ハリウッド版ゴジラ (1998年) [pleasure room]



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1998年に初めてアメリカ版GODZILLAが公開されましたが当初トライスター・ピクチャーズは自社でのシリーズ化をもくろみ、ゴジラの製作権を東宝より全て買い取り今後ゴジラの制作を東宝側にさせないとの野望を持った為に交渉は難航して、東宝からゴジラというキャラクターを借りる形になったそうです。



私はこのアメリカ版ゴジラを見た時、かなりのショックを受けました。



「怪獣」ではなく「トカゲ(爬虫類)」だったからです。


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アメリカ映画の怪物はそれが突然変異により生まれたものでも、宇宙から来たものでも、生物として扱われるものが多いと思います。大抵の怪物は何かを食べ卵や子供を産むシーンが出てきます。このハリウッド版ゴジラも卵を産み、子に魚を食べさせる生物として描かれています。体格や能力も「もし現実にいたら?」という想定により、筋肉の付き方でどの位の速さで走れるか等を計算して考えているとの事でした。そのために更にリアルな生き物として描かれているのでしょうか。

私の望む怪獣でも恐竜でもないトカゲになってしまっています。



後にこの映画のローランド・エメリッヒ監督は当時別の映画を作りたくていい加減な脚本とデザインで提案しましたが残念ながら(?)採用されてしまったという事を語っています。だからいい映画にならなかった(私感です)のですね。

聞けば聞くほど魂がこもっていない残念な映画でした。

・監督 ローランド・エメリッヒ

・脚本 ローランド・エメリッヒ / ディーン・デヴリン

・キャスト

 ニック・タトプロス博士(マシュー・プロデリック)

 オードリー・テイモンズ(マリア・ピティロ)

 ビクター・パロッティ(ハンク・アザリア)

 フィリップ・ローシェ(ジャン・レノ)

 アレキサンダー・ヒックス大佐(ケヴィン・ダン)

 オリバー・オニール軍曹(ダグ・サヴァント)

 エルシー・チャップマン博士(ヴィッキー・ルイス)




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ジュラシック・パーク [pleasure room]



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ジュラシック・ワールド上映前にジュラシック・パークがテレビで再放送(?)されていましたね。



このジュラシック・パークについては以前からブログに載せようと思っていましたが、何だかタイミングを逸してきました。



私が怪獣好きと言う事もあってこの映画を見ましたが、初めて見た時には怪獣映画としてでは無く、恐竜映画として感動しました。



ストーリーで言えば、子供嫌いの古生物学者グラントが生き残る為に二人の子供(レックス、ティム)と行動を共にして行く内に子供に対して愛情を持つようになって行く所が良いと思いました。



でも、恐竜を主役に位置付ける為に子役などは無名の俳優を起用したとか・・・



恐竜達の動きもCGを駆使して出来ていて、最新の研究結果をもとに鳥の動きに近い表現にするなど、リアルさにこだわっています。



スピルバーク監督が日本の「ゴジラ」の1シーンに似せてティラノサウルス(T-レックス)が夜暗闇から登場するシーンを決めたと聞いた事があります。その他にも各シーンにこだわりがあって大変よくできた映画です。



個人的に「スピルバーグ監督がこだわっているのかな?」と思っているのは、終わり近くでティラノサウルスがヴェロキ・ラプトル(ラプター)と戦いティラノサウルが勝って雄叫びをあげると同時にジュラシック・パークの横断幕が上から落ちてくる場面です。

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この様なシーンはこの後のジュラシック・パークでも見られます。



残念ながら続編の23は私的感想では特撮技術だけが進化したB級映画と思っています。

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ジュラシック・ワールドについては間違いなく「ハリウッド版ゴジラ」を上回る面白さがありましたので後日、ブログにアップさせて頂きたいと思っています。


・監督 スティーブン・スピルバーグ

・原作/脚本  マイケル・クライトン

・キャスト

 アラン・グラント博士(サム・ニール)

 エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)

 イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)

 ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)

 レックス(マリアナ・リチャーズ)

 ティム(ジョゼフ・マゼロ)


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ベイ・マックス [pleasure room]

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・ストーリー

両親を3歳の時に亡くし叔母の営む喫茶店兼自宅で兄タダシと暮らすヒロ(14歳)は、自分の天才的な才能を生かして非合法の賭け事「ロボット・ファイト」を行い、自隋楽な日々を送っていた。そんな弟を心配する兄タダシは自分の通う工科大学の研究室へ連れて行く。

科学オタク達による独創的な発明の数々やベイマックスを見たヒロは刺激を受けてヒロは強く入学を望む事になる。しかし飛び級入学を行うには大学の研究発表会でロボット工学の第一人者であるロバート・キャラハン教授をうならせる独創的な発表を行わなければならなかった。
ヒロは試行錯誤を繰り返した末、神経トランスミッターで個々の小さなロボットを集合体としてコントロールする「マイクロボット」を発明し発表して才能を認められ、キャラハン教授に直々に入学の許可を頂く。
しかしその直後会場で原因不明の火事が発生して、建物に取り残されたキャラハン教授を救おうと炎に包まれた会場に飛び込んだ兄タダシは帰らぬ人となってしまう。

兄タダシの死以降は心を閉ざして「引きこもり」なってしまったヒロであったが、ある日ヒロの発した言葉によって部屋の中でベイマックスが起動する。
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「あなたの心とカラダをまもります」ベイマックスはタダシにより入れられているプログラムによってヒロの痛みを直そうと手元に残されていた「マイクロボット」1個の動きを頼りに家を飛び出す。ベイマックスを慌てて追いかけたヒロは古い倉庫の中で火災によって失われたはずの「マイクロボット」が大量生産されている事を知る。

驚くのもつかの間、大量生産されたマイクロボットは仮面の男に操られてヒロとベイマックスに襲い掛かって来た。
その場を命からがら逃げて来たヒロは「火事が事故では無くマイクロボットを狙った犯行では?」との疑惑を抱き、兄の死の真相を解明する為に仮面の男と戦う決意をする。

ヒロはベイマックスに戦闘可能なバージョンアップを行い、研究室の仲間達もそれぞれの発明を生かしたパワーアップ装置を開発して協力をする事となる。
戦闘準備の出来た仲間5人+ベイマックスはベイマックスがスキャンした仮面の男の身体データを追い、現在使われていないはずの隔離施設に仮面の男がいる事を知り向かう。

ヒロ達は隔離施設に残されたデータから過去に政府関係者や軍に対して、7大企業クレイテックが強行して行った物質転送装置の実験の失敗によって施設は壊れ、ロバート・キャラハン教授の娘であるアビゲイル・キャラハンが消滅してしまった事を知り、仮面の男の正体は大企業クレイテックの社長アリステア・クレイと思い込むが、戦いの末に知った仮面の男の正体はロバート・キャラハン教授だった。

仮面の男の正体がキャラハン教授と知ったヒロは、タダシを見殺しにしたキャラハン教授に殺意を抱くが仲間たちによって止められる。
だがキャラハン教授もまた、マイクロボットを使って自分の自身の為に愛する娘に実験を強行させ見殺しにしたアリステア・クレイの命を狙っていたのだ。

その事に気付いた5人+ベイマックスはキャラハン教授の強行を阻止すべく行動を開始する・・・

・監督 ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ

・脚本 ジョーダン・ロバーツ、ドン・ホール

  この映画も「るろうに剣心」の時と同じ様に原作等の事前情報無しに見に行きましたが、さすが「ウォルト・ディズニー」と思える心温まる映画でした。又、どこかスタジオ・ジブリ作品の感じもした映画でした。
街の所々が日本の様だと思って見ていましたが、後から監督が日本好きで主人公のベイ・マックス(顔が日本の鈴?)や街に日本の街の雰囲気を取り入れている事を知りました。

ネットを見ると、「原作のBig Hero 6と違いすぎる」とか何とか不満を持つ方もいる様ですが、何の先入観も無く純粋に見たら面白い映画と思いました。
人それぞれ映画に対する考えはあると思いますが、血の繋がり(親兄弟、親戚)や友情の大切さやありがたさを感じる映画だったと思います。

そして他人を理解し許す大切さも・・・

これからロボット技術が発展して行き用途別に製造ロボット、探査(調査)ロボット、兵器ロボットなど機能を突き詰めれば詰める程様々な分野に適応した特殊な形になって行くと思いますが、ケア・ロボットはやはりベイ・マックスの様な人型(近い)になるのだと思います。
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だって癒されますよね(笑)




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最強のふたり [pleasure room]


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 「さあ人生に繰り出そう!」との言葉がポスターにもありましたが、「誰もがそう言った生きる喜びを感じたいだろう」と改めて思う機会となる映画でした。

・ストーリー 

 主人公の一人(フィリップ)は億万長者でありながら首から下が事故で麻痺してしまっていて不自由な生活を送っている男です。

 そしてもう一人の黒人主人公(ドリス)は自由で何にも縛られていないが、生活力(金、仕事)の無い男です。
 スラム街出身で不採用による失業手当が目当てでフィリップの介護人募集に応募したドリスでしたが、フィリップの「予期せぬ採用」により介護者に選ばれてしまう。
 元々本気で採用を望んでいなかったドリスは多くの問題を起こしフィリップと衝突を繰り返すが、やがて障害者への同情や富豪対しての媚や偽善の態度では無く一人の人間として意見してくるドリスとの間に信頼関係が生まれてお互いを受け入れあって行く・・・
 本音で生きる二人が「さあ人生に繰り出そう!」と言う表現の様にワクワク、ドキドキの生命観に富んだ日々を送る事になります。

 常識やしがらみに囚われていない、アウトロー的な人生を送ってきたドリスだからこそフィリップの「生きている喜び」を蘇らせる事が出来たと思います。

 

 物語はテンポ良く進み、二人の行動にフィリップが障害者である事も忘れてしまいます。
 泣いて笑い、そして刺激を受けて人生を生きる事の楽しさを感じる映画です。

・監督/脚本

 エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ

・キャスト

 

 

 障害者の富豪・フィリップ(フランソワ・クリュゼ)

 スラム出身の黒人・ドリス(オマール・シー)

 

 





・最強のふたりのDVD/ブルーレイ購入&レンタル
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特撮博物館 [pleasure room]

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 名古屋市科学館へ待ちに待った「特撮博物館」を見学に行って来ました。

イベントの正式名は

館長 庵野 秀明 特撮博物館  

ミニチュアで見る昭和平成の技の様です。

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エヴァンゲリオンは見た事が無いのですが「昭和の特撮」は大好きで、

ゴジラなど、円谷プロの作品のミニチュアセットを見るのが楽しみでした。

最近の特撮物はCGを多く使用して人同士の白兵戦すらCGがほとんどです。

このイベントで現物使用による特撮に拘って来た職人の方達の思いを感じました。

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このイベントで上映される短編映画、「巨神兵東京に現る」にその魂を見る事が出来ます。

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「特撮っていいなぁ」って思えるイベントですので、特に怪獣好きの方にはおすすめです!

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楠 みちはる [pleasure room]



     湾岸ミッドナイト本.jpg       

漫画湾岸ミッドナイトからC1ランナーを読み直して来た。



作者の「楠 みちはる」さんの作品には共感を覚える所が多々あります。


高校の頃(中学だったかな?)「あいつとララバイ」を読んでから、「シャコタン・ブギ」、「湾岸ミッドナイト」、そして「C1ランナー」と楠さんが車関係の漫画を書くと必ず読んで来た。
バイクの絡んだ物語から、四輪車の物語へ・・・
主人公の年代もバイク少年から四輪改造車、ストリートレーサー(当時は街道レーサー)までリアル世代として共に歩んで来た様に思う。

自分が年を取ると次第に主人公とは年が離れて行きますが、湾岸ミッドナイト、C1ランナーでは現役を引退した中高年の(不良オヤジ?)男達が深く主人公に関わって来て、その人達の気持ちに共感を覚えました。

特に法定速度を遥かに越えたスピード域での走りを続けて来た者にしか解らないストリートでの安全理論(格好付け過ぎかも知れませんが)は自分の走り方と一致します。

子供やお年寄り等の飛び出しがある街中で走り回った「あいつとララバイ」の頃から、バイクは走っていますが少なくとも車両対車両しか無い高速上でのバトルへとステージを移した「C1ランナー」までの流れには作者の年代も影響しているのでしょうか?


 

私はしげの秀一さんのファンでもありますが、楠木さんの感性の方が自分に近いと思っています。

特に「湾岸ミッドナイト」で表現される、まるで悪魔のZが魂を持っているかの様な神秘的(ロマンチック?)な所が好きです。

自分の車への思いが映し出されるのでしょうか?



 


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そして友よ、静かに死ね [pleasure room]

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「ギャング映画」を見たくなり、レンタル屋さんの中をウロチョロして見つけたのがこの『そして友よ、静かに死ね』でした。

「実話を元に作られた映画」と言うことがラベルに書いてあったので、若い頃に見たアンディ・ガルシャの「アンタッチャブル」を思い出して借りる事にしました。

基本的にフランス映画のテンポは私に合わない事が多いのですが、この映画はどんどん物語の中に入って行きました。

・ストーリー

その昔、伝説のギャングとして名をはせた男、エドモン・ヴィダル(通称モモン)も今は引退して還暦を迎え、妻や息子ファミリーと平和な生活をしていた。

孫の誕生パーティーのある日、勝手の強盗仲間で親友のセルジュ13年の逃亡の末に逮捕された事を知る、昔のギャング仲間達が集まりセルジュを救出する相談をした。

その理由はスペインで一緒に麻薬取引を行っていたゼルビブを裏切った末の逃亡、逮捕であった為に刑務所内でゼルビブの手下に暗殺される危険があったからだ。

初めは「自業自得だ」「腕の良い弁護士を使えばいい」と不安に思う妻を気使い自らの介入を拒んだモモンだったが、セルジュの義理の息子であるカルロとその仲間を使って警察の手からセルジュを脱出させてしまう。

結局は危険を承知で友情を選んでしまったのだ。

モモンの心の中には幼い頃、自分がロマと言うジプシー出身である事だけでいじめにあっていた所をセルジュが助けてくれた事が心の奥に深く残っていて、二人共サクランボひとつかみの盗みで犯罪者となってしまった事で同じ傷を持ち結束が強くなって行ったと思います。正しい生き方では無いですが、その後も派手な強盗を一緒に繰り返して命を助け合いながら親友になって行く。

警察からの脱獄後も仲間達は警察やゼルビブの追っ手からかくまい続けるがゼルビブの手によって次々と仲間は殺されて行く中でモモンは次第に「仲間の中に裏切り者がいる」と感じて行く・・・

個人的好みで言えば回想シーンは嫌いでストレートな時系列で進む物語が好きですが、この物語の年老いた主人公モモンの「家族を取るか?友情を取るか?」の悩みに共感を覚えると同時に主役のジェラール・ランヴァンが漂わせた「男の哀愁」をカッコイイと思いました。

若い頃に一緒にバカをやったり、支え合っていた仲間が年老いた時にそれぞれの形で活躍している事は嬉しく思えるだろう。そして危機ならば助けて上げたいと思うだろう。

しかしその引き換えに自分の家族が危険にさらされてしまうなら・・・

「セルジュに取って大切なものは何だったのだろう?」と思いました。

最後に拳銃で自分を撃ちましたが、最愛の娘が生きていたのなら自分を撃ったのでしょうか

少しひねくれた見方ですかね・・・・

・監督/脚本

 オリヴィエ・マルシャル
 

・原作

 エドモン・ヴィダル『さくらんぼ、ひとつかみで』

・キャスト

 引退した伝説のギャング・モモン(ジェラール・ランヴァン)

 モモンの親友・セルジュ(チェッキー・カリョ)

 モモンの仲間・クリスト(ダニエル・デュヴァル)

 モモンの妻・ジャヌー(ヴァレリア・カヴァッリ)

 当刑事・マックス・ブロナー(パトリック・カタリフォ)

 モモン・ヴィダルの青年時代(ディミトリ・ストロージュ)

 セルジュ・ステルの青年時代(オリヴィエ・シャントロー)

・2011年・フランス映画

・そして友よ、静かに死ねDVD/ブルーレイ販売&レンタル  http://www.dmm.com/search/=/searchstr=%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E5%8F%8B%E3%82%88%E9%9D%99%E3%81%8B%E3%81%AB%E6%AD%BB%E3%81%AD/analyze=V1EBDVcEUwM_/n1=FgRCTw9VBA4GF1RWR1cK/sort=rankprofile/
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永遠の0 [pleasure room]

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・ストーリー

          

大学生の健太郎と姉の慶子は祖母の死を機に、自分たちには現在の祖父とは別に「実の祖父がいる」事を知った。

時を同じくしてフリーライターの慶子は新聞社主催の戦後60周年プロジェクトの仕事が入り、弟健太郎と共に特攻隊員であった実の祖父「宮部 久蔵」の足取りを追い始める。

 

 宮部 久蔵に関して元戦友から「海軍航空隊一の臆病者」「何よりも自分の命を惜しむ男だった」との声が多数を占める中、生き残ろうとするのは「自分の為ではなく本国に残した妻と子供の為」である事が次第に解っていく・・・

 では何故最後は自分から「特攻」を選んだのか・・・

 

 この映画は結構単純に「ゼロ戦が見たい」などと思って見ましたが、色々と今の自分に対して考えさせられる映画でした。

 

「国の為に死ぬ事が名誉」と考えていた当時の若者からすれば宮部は「臆病者」と映っただろう。でも当時は希望しなくても強制的に徴兵され自分が描いた将来が変わり、死んでしまう事になった者も多かっただろう時代、本当は宮部も戦場に出ずに家族と共に人生を送りたかったと思う。

 

 

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 だがしかし・・・

 戦場に出て空中戦になった時には攻撃しなくてはならないと思う。やるか、やられるかの中で自分が攻撃しなくて安全な所に回避すれば仲間が死ぬ確率が高まるのも事実であり、元戦友の感情も理解が出来ると思う。

 攻撃する気が無いなら戦場に出てはいけない(強制されていたとは思いますが)と思う。これはチーム・スポーツ(例えが軽過ぎるかも知れませんが)の場合と同じと思うのです。

 チーム・プレイ中に一人の戦力が欠けるだけで全員が敗北する事があると思うからです。特に多くの場合戦場では負け=死ですから。

 

生きて本国へ帰る事を一番の目標にしていた宮部も、多くの戦友が「特攻」で死んで行くのを見て心が痛み、苦しみ、自分も最後には「特攻」を選んだのだと思う。

 その心の苦しみは言葉では表現しきれない位の物があっただろう・・・

 

 大石については堅実な性格だったのだろうと思いますが、よっぽどの大金持ちでない限り、「義理人情」だけで松乃と清子の面倒を見切れなかったと思います。

そこには二人に対して「義理人情」を超えた「愛情」が生まれたからだと思います。

 この宮部と大石との軍隊(仕事)以外の人と人とのつながりについては良いと思いました。

 自分が死んでしまうだろう時に自分の家族の事を任せられる人が身近に居たと言う事。ただ、戦友と言うつながりだけでは任せられなかったと思う。

だってそれは「自分の命よりも大切な家族」だから・・・

 

 

 

 

自分の会社は年中無休です、自分の立場からそれなりに責任があって休めなくなる事や、休日が変わる事も多い会社です。

職場の役目から自分なりに責任感を感じて仕事優先で来ましたが、家族や恋人は寂しい思いをして来たのだろうと思います。

そろそろ方向転換しないといけないかなと思っています。

 何もかも手に入れる事は出来ません何を選ぶか?ですね。


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悪の法則 [pleasure room]

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自分としては「つまらない映画」だった。

「エイリアン」「ブレードランナー」が好きで、松田優作の最後の作品でハリウッドデビューの作品「ブラック・レイン」の時に、大阪とは思えない映像に魅了されて自分としてのリドリー・スコット監督への評価が固まっていた。

今回のこの「悪の法則」には何処か(勝手ながら)「氷の微笑」の様な期待感がありましたが・・・残念。

映画の始まりから暫らく何が何だか解りません。物語の全体像が見えて来ないのです。

まるで毎週放送されてきた番組の劇場版の様に「はしょった感じ」で物語が進みます。

弁護士が要望を抑えきれず裏社会のビジネスに手を出して後戻り出来なくなる。

そして悪事を行うと決めた時から他の選択肢は消えて破滅へ向かって物語が動き出します。

マルキナ(キャメロン・ディアス)は狩りをするチーターの様に、欲望で失速した(悪事に手を出した)獲物の弁護士(マイケル・ファスベンダー)を捕らえます。

獣の本能の様に・・・

そして不要となった物を排除して彼女(マルキナ)の欲望は満たされる。

「頭の良い人にしかわからない作品」と言う人がいたりして価値観は人それぞれですが、私としては「映画は娯楽」と考えていますので、もしこの作品が「観客を選ぶ作品」として作られたならこの作品に「ガッカリ」です。

この作品にこんな豪華なキャストが必要だったのでしょうか?

この作品を無名のキャストが演じたならヒットしたでしょうか?

・ストーリー

 恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり、幸せな人生を送るはずだった弁護士(マイケル・ファスベンダー)は実業家で裏社会ともつながりを持つライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み裏社会のビジネスに手を出してしまう。

そんなある日、輸送中の「薬」が略奪されその疑いが弁護士やその仲間のブローカーのウェストリー(ブラッド・ピット)に掛かり闇組織に追われる事となる。

仲間が次々に殺され、恋人さえも失って行く・・・・

・監督

 リドリー・スコット

・製作総指揮&脚本

 コーマック・マッカーシー

・キャスト

 弁護士(マイケル・ファスベンダー)

 ローラ(ペネロペ・クルス)

 マルキナ(キャメロン・ディアス)

 ライナー(ハビエル・バルデム)

 ウェストリー(ブラッド・ピット)

 


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