楠 みちはる [pleasure room]
漫画湾岸ミッドナイトからC1ランナーを読み直して来た。
作者の「楠 みちはる」さんの作品には共感を覚える所が多々あります。
高校の頃(中学だったかな?)「あいつとララバイ」を読んでから、「シャコタン・ブギ」、「湾岸ミッドナイト」、そして「C1ランナー」と楠さんが車関係の漫画を書くと必ず読んで来た。
バイクの絡んだ物語から、四輪車の物語へ・・・
主人公の年代もバイク少年から四輪改造車、ストリートレーサー(当時は街道レーサー)までリアル世代として共に歩んで来た様に思う。
自分が年を取ると次第に主人公とは年が離れて行きますが、湾岸ミッドナイト、C1ランナーでは現役を引退した中高年の(不良オヤジ?)男達が深く主人公に関わって来て、その人達の気持ちに共感を覚えました。
特に法定速度を遥かに越えたスピード域での走りを続けて来た者にしか解らないストリートでの安全理論(格好付け過ぎかも知れませんが)は自分の走り方と一致します。
子供やお年寄り等の飛び出しがある街中で走り回った「あいつとララバイ」の頃から、バイクは走っていますが少なくとも車両対車両しか無い高速上でのバトルへとステージを移した「C1ランナー」までの流れには作者の年代も影響しているのでしょうか?
私はしげの秀一さんのファンでもありますが、楠木さんの感性の方が自分に近いと思っています。
特に「湾岸ミッドナイト」で表現される、まるで悪魔のZが魂を持っているかの様な神秘的(ロマンチック?)な所が好きです。
自分の車への思いが映し出されるのでしょうか?
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